目に見えない資産をどう引き継ぐか──日経「私見卓見」掲載に寄せて
2025年1月21日付の日本経済新聞「私見卓見」欄にて、弊社代表・金子智彦の寄稿「事業承継、目に見えぬ資産が重要」が掲載されました。
目に見えない資産こそ、企業の本当の価値
記事では、金子自身の体験に基づき、「事業承継の本質は、財産や権限の移転ではない」と語られています。
中小企業にとって、経営者の価値観や信頼、企業文化などの“目に見えない資産”こそが重要な経営資源であり、それが承継されなければ企業の持続性は失われてしまうと警鐘を鳴らしています。
「事業承継には、財産や技術よりも、経営者の価値観や信頼、文化といった目に見えない資産の継承が重要だ」
という主張は、単にハウツーではない、事業承継の本質に迫る提言として、多くの反響をいただきました。
承継はイノベーションの出発点
記事ではさらに、「承継は終点ではなく始点」だと述べています。すなわち、承継は経営資源の再構築とイノベーションの機会であり、次の成長に向けた起点となるのです。
これは、私たちが提唱する「K字回復型事業承継」の思想と深く重なります。
- Kの縦の線= 受け継ぐべき価値(根っこ)
- Kの右側の線= V字回復の成長曲線(花)
という捉え方は、過去の蓄積を土台にしながら、新たな価値を生み出していく考え方そのものです。
寄稿記事について
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事業を“受け継ぎ”、そして“進化”させるために。
K字回復型事業承継が、今後ますます必要とされる時代を、私たちは見据えています。